大阪のランドマークタワー・通天閣がある大阪市の繁華街新世界に、あの「ゴルゴ13」公認の射的場がある。2020年9月にオープンした「秘宝館本店」に、作者の漫画家さいとう・たかを氏が認めた唯一の「ゴルゴ13公式射的場」が営業中だ。9月24日にさいとう氏がすい臓がんで逝去後、観光客や熱心なゴルゴファンが連日訪れ、銃声…ならぬコルク弾をはじく音が響かせている。同店に取材を申し込むと「要件を聞こうか…」と返答があった。
店のいたるところに漫画の主人公・デューク東郷の看板や、等身大のパネルがある。標的は人間ではなく、景品のお菓子。なぜかスナイパーのようなポーズで構えてしまう。スタッフの中川アキラさんによると、日本がコロナ禍に見舞われた2020年春ごろ、ゴルゴの大ファンだった同店の社長が「新世界を盛り上げたい」との思いで“秘密のルート”を通じてコラボを依頼。大阪で育ったさいとう氏も、快諾したという。
日本…いや、世界でひとつだけのゴルゴ13公認射的場。幅11メートルは日本最大で、同店は風営法に基づき大阪府が戦後初めて開設を認めた射的場だという。2階の「レトロゲーセン超ザリガニ」も、さいとう氏公認。全国から集めたというゴルゴ13のガンシューティングゲームが数台並ぶ。
9月27日に訃報が流れた後、黒スーツや迷彩服姿のゴルゴファンが連日訪れ、追悼でライフルを構えたという。残念ながらさいとう氏の来店は叶わなかったが、中川さんは「コラボさせていただいて光栄。ゴルゴは世代を越えた国民的キャラ。偉大な功績をずっと残していきたい」と、射的場に飾られたさいとう氏からの色紙を見つめていた。
緊急事態宣言解除後、新世界には客足が戻ってきているという。韓国ドラマ「イカゲーム」の影響か、同店では最近「型抜き」も人気。「緊急事態宣言が解除されたタイミングと、あのドラマのブームがぴったり合った」と中川さん。型抜きで失敗しても、射的の銃で撃たれることはないのでご安心を…。
(まいどなニュース/デイリースポーツ・杉田 康人)
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