年代物の着物から出てきた一枚の写真がSNS上で大きな注目を集めている。写真を見つけた人に話を聞いた。
「着物から写真出てきた」と件の写真を紹介したのは京都市のアンティーク着物店「戻橋」の公式アカウント(@modoribashi237)。
写真は戦時中に撮影されたものだろうか。「愛國」と大書きされた戦闘機を背に、パイロット服に身を包んだ若い男性が微笑んでいる。戻橋の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「この写真は貴重です。この一枚にどれだけのドラマが詰まっているかと思うと大事にして下さい」
「この機体は、昭和7年6月に献納されています。これが献納式の物なら、写真の方が判明する可能性が高くなると思います。」
「この愛国38京都号は、38番目に京都市から献納された戦闘機ということです。ちなみに、陸軍機は『愛国』、海軍機は『報国』と名づけられています。」
「大切にしておられたんですね。着物も写真の方との思い出があるものかもしれませんね。ツイートを拝見して、写真の中のお若い姿とそれを大切にしておられた人の存在に瞬間息が止まるように感じました。胸が締め付けられるようです。他の方も書いておられますが、戦争は絶対にしてはならないですね。」
など数々の情報提供や感動の声が寄せられている。
■見つけた店主に話を聞いた
戻橋の店主にお話を聞いた。
ーーこの写真を見つけられた経緯をお聞かせください。
戻橋:戦前のアンティーク着物を中心に扱っているお店ですので、毎日京都市内から大量の着物を入荷します。お写真は検品作業中に女性物の着物から出てきました。見た瞬間、貴重な歴史資料だと感じました。
ーー写真はどのように処理されたいと思われますか?
戻橋:お写真は行くべき場所へ寄贈したいと考えております。
ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
戻橋:店名が「戻橋」という事もあり、この九一式戦闘機、愛国38京都号のお写真がこの場所にお越しになられたのかなと感じました...。
◇ ◇
若者や戦闘機がこの後どのような運命をたどったかわからないが、戻橋の投稿がきっかけになり、この写真に縁のある人が見つかるよう願いたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
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