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元ホテルマンがショウガ専門店 古里・相生で、素材にこだわり栽培も

2022/04/14 14:00

 JR相生駅(兵庫県相生市)前に元ホテルマンの為則(ためのり)新一郎さん(60)が経営するショウガ料理専門店「夢咲喜(ゆめさき)」がオープンした。ショウガを知るため、畑を借りて栽培にも汗を流す。約40年ぶりに地元に戻り、「人生の集大成の店にしたい」と意気込む。(地道優樹)

 為則さんは同県相生市出身。20歳から15年間、大阪市内のホテルに勤め、その後は50歳までバーや総菜店を経営した。和歌山県白浜町のホテルに勤めていたが、昨年2月に相生に戻った。

 ショウガに興味を持ったのは2年ほど前。高血圧と診断され、血糖値を抑える食材として知った。刻んだショウガを入れたシロップや紅茶を毎日飲むうち、体調が改善。古里での専門店開業を思い立った。

 店では辛みのきいた高知県産の「土佐一」のみを使用。週替わり定食(1200円)で、鶏肉とレンコンのショウガ炒めやショウガあんかけの豆腐ハンバーグなどを提供する。ご飯にはピリ辛のショウガのつくだ煮を添える。

 市内で畑を借り、栽培にも取り組む為則さん。「ショウガは食べる薬。疲れを吹き飛ばしてもらえれば」と話す。昼は午前11時半~午後1時半。夜は午後5~10時(日曜は同8時まで)。同店TEL090・8467・6469

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