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龍野城下が舞台、男はつらいよ「寅次郎夕焼け小焼け」の名場面描く 洋画家の吉川さんが個展

2022/05/13 15:00

 映画「男はつらいよ」シリーズで、兵庫県たつの市の龍野城下を舞台にした第17作「寅次郎夕焼け小焼け」(1976年公開)の名場面を描いた絵画などをそろえた個展「吉川孝昭展」が、ギャラリーカフェ「ガレリア アーツ&ティー」(同市龍野町富永)で開かれている。17日まで。

 洋画家の吉川さん(62)は、葛飾・柴又の帝釈天(たいしゃくてん)参道にアトリエを構え、筋金入りの寅さんファンという。たつのを含め、全国各地の「男はつらいよ」ロケ地を巡り、撮影地点を調査してきた。展示会場のガレリアは、映画にも揖保川越しに鶏籠山を望む景勝地として登場。その縁で吉川さんは2013年から毎年、ガレリアで個展を開催し、10回目の節目を迎えた。

 たつのを中心に映画のワンシーンや街の風景を描いた水彩画など約120点が並ぶ。渥美清さんと太地喜和子さんが肩を寄せ合って歩く場面のほか、ガレリア前で腰を下ろす渥美さんの姿を想像した作品もある。

 吉川さんは「たつのはロケ時と変わらぬ町並みが多く残っており、絵になる町」と話している。午前11時~午後6時。水曜定休。ガレリアTEL0791・63・3555

(段 貴則)

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