世の中には様々な嗜好(しこう)を持たれた方がおられます。今回は、それらの嗜好を否定も肯定もするものではないことをお断りしておきます。最近はネットの発展、情報の公開などに際して、昔はタブーとされていた性的嗜好に関してもおおらかになってきた印象があります。
26年前にボストンに行った際、昼間から同性愛の男性カップルが仲良く昼食を取っている姿を見たときには、アメリカはすごいなと思いました。最近では、日本でも同性愛のカップルを町で見かけることも増えてきた印象があります。
また、性に関するグッズも数多く開発され、セルフプレジャーという形で性を謳歌(おうか)されているようです。しかしながら、用途を間違えたり、安全でないものを使用するとかなりの危険を伴うことがあるのです。そういった事例をご紹介させて頂きます。
一人は中年の男性です。お風呂で転倒した際にヘアースタイルを整えるムースの缶が入って取れなくなったと来院されました。レントゲンでは下腹部に斜めになったムース缶が写っていました。外来で摘出できず、入院後に麻酔をかけて摘出することに。腹部からの用手圧迫をして、開腹手術をせずに摘出することができました。
一人は初老の厳格な雰囲気のある男性です。ささくれた竹ぼうきが直腸に入って取れなくなり、ペンチのような物で引きずりだそうとして、血だらけになり来院されました。さすがに、麻酔をかけただけでは摘出できず手術をして人工肛門になってしまいました。
安全でないものを使った行為は命に関わることもあるのです。安易な気持ちで、体内に異物を入れるのはとても危険です。よく使われる浣腸も誤った使い方をすると直腸に穴が開くことがあるので、要注意であることは覚えておいていただきたいです。
◆谷光 利昭 兵庫県伊丹市・たにみつ内科院長。外科医時代を経て、06年に同医院開院。診察は内科、外科、胃腸科、肛門科など。
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