兵庫県警長田署は13日、正当な理由なくナイフを所持していたとして、神戸市長田区の無職男(83)を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。
同署によると、男は逮捕直前、新型コロナウイルスを巡る「1人10万円」の特別定額給付金がまだ支給されていないことに腹を立て、申請書を代筆した同区のいとこの男性(80)宅を訪問。「お前の用紙の書き方が悪くて(給付金が)届かない」などと言い、さやに入った切り出しナイフ(刃体の長さ約8・9センチメートル)を見せつけたという。
いとこが110番通報し、駆けつけた署員が逮捕した。
逮捕容疑は13日午後4時40分ごろ、同区の市営住宅敷地内でナイフを所持した疑い。容疑を認めているという。