エッセー・評論

毎日のことこと
高山なおみ

 きのうもおとついも雨。洗濯ものがなかなか乾きません。今年の梅雨入りは5月の末、去年より、16日も早かったそうですね。まだ衣替えもできていないのに、季節の移り変わりが早すぎて、私はちっともついていけないや。

カマキラズの斧
貴志祐介

 阪神タイガースが絶好調である。ひと昔前だったら、「春の珍事」などと揶揄(やゆ)されたことだろうが、今年は誰の目にも、勝つべくして勝っていると映っているようなのだ。

 我が家においても変化があった。

 2023年5月初旬、俳優マッツ・ミケルセン氏が5度目となる来日を果たした。大阪コミコン2023のスターゲストとして、初の大阪入りとなる。

 音楽留学生として住んでいたベルリンでマッ

 今年4歳になった私の子どもは、いろんな物事をこわがる。虫をこわがるし、家の猫をこわがる。こちらからすると、え、そんなことを、と思ってしまうようなことを、こわがる。たとえば、ある百貨店の屋上に、

汀にて
鷲田清一

 3月あたりから、じわりじわり会議や会合のかたちが元に戻りつつある。マスクはしたままだし、未(いま)だ恐る恐るではあるが、重症患者が減っているということで、わたしもまた論拠を確かめることもしない

 岩国にある温泉の露天風呂に浸かっていると、三つくらいの男の子がおばあちゃんと手をつないで現れた。私とおばあちゃんの間にちょこんと座り、いかにも気持ちよさそうにあたりを見回した。

ごまめの冒険
福田和代

 漫画『ゲームセンターあらし』の作者・すがやみつるさんは、F1レースの海外情報を得るため英語とパソコン通信に習熟し、やがてはインターネットに流れ、PCまわりにお強い。70代とのことですが、一昨年

もらった種とまいた種
イラストレーターWAKKUNこと涌嶋克己

 あっという間の2年間。24回の連載も、今回で最終回となりました。

 読んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 「もらった種とまいた種」のタイトルどおり

 先日退陣を表明した菅政権だが、発足後間もない時期に日本学術会議会員候補の任命拒否という出来事があった。これは、菅政権の固有性にとどまらない、日本の大学や学問の、国家・社会に対する位置を象徴的にあらわしている。

木皿食堂
木皿泉

 箱を見るとつい買ってしまう。古いものでも、新しいものでも、私は吸い寄せられるように近づき、気がつけば手に取っている。

 先日、薬を詰めてあったらしい小さな丸い缶を見つけて欲しくなっ

新しい年が始まって3カ月が過ぎようとしている。上海は3年に及ぶ「ゼロコロナ」政策が緩和された。1月の旧正月を境に感染者が爆発するのではと危惧されたが落ち着きを取り戻し、検査も「健康コード」もなく

 この連載は自分自身の大学生活を振り返りながら、「大学時代にやってよかったこと」というテーマでスタートしました。読書の効用や恋愛の醍醐味(だいごみ)、書いて削って磨く卒論などについてさまざまなこ

 

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