エッセー・評論

 今年最後の海外公演を終えて、帰国の途の中継地、アムステルダム国際空港でこのコラムを書いている。

 前回の寄稿から3カ月も経ってしまったが、その間も海外や国内を周って、カタルシスの域

 神戸大学から見下ろす景色は、どことなくギリシアの首都アテネを想(おも)わせる。アテネ中心部にはひときわ高いアクロポリスの丘があり、パルテノン神殿が鎮座している。隣にはプニュクスの丘。

 もうすぐバレンタインデーです。ハート形が街に散乱していますが、それを「街中が心(ハート)であふれている」と捉えるとなかなか面白いものです。私はバレンタインでも節分でも、行事の意味はそっちのけで

 先日、図書委員の生徒さんに招かれ、とある学校の図書室へ行った。中学1年生から高校3年生まで、皆少年だった。

 彼らは私の小説について、意味深い質問をたくさんしてくれた。

カマキラズの斧
貴志祐介

 今年の春、衝動に駆られて庭の枯れ木を数本伐(き)り倒し、輪切りにして、薪を作ったことがあった。その後はずっと庭の片隅に放り出してあったのだが、先日突然思い立って片付けようとすると、正体不明の白

木皿食堂
木皿泉

 小学校2年生ぐらいのときだったと思う。学校が終わった後、どこかで遊んで帰りが遅くなった。玄関で母が「あんたどうしたん」と驚いた。胸元を見ると、白い木綿のブラウスがずたずたに切り裂かれていた。

 私の生活圏内の話だが、信号がない横断歩道で歩行者が待っている際に、停止する車があまりにも少ない。どの車もまるで当たり前のように通り過ぎていく。たまにちゃんと停(と)まってくれる車もあるが、それ

 神戸の両親が久しぶりに上海に遊びに来た。82歳になる父は歩くとき、つえをつくようになった。そんな父にタクシーの運転手からレストランの店員、マッサージ店の受付のおばちゃん、通りすがりの人まで、街

ごまめの冒険
福田和代

 実は、面倒くさいことが、何よりも嫌いなものでして。

 消費税が10%になって、ひとつだけ良かったことがあります。

 「いやあ、8%の時より計算しやすくなったよね?」

汀にて
鷲田清一

 労働の条件、家計のやりくり、年金のしくみ、電力の供給源、教育にかかる経費、性差別やヘイトスピーチの横行、入試や授業料の問題……と、さまざまの具体的な政治的課題が身のまわりで溢(あふ)れかえって

天気(2月21日)

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