エッセー・評論

木皿食堂
木皿泉

 家に赤くて丸いプラスチックの空き箱がある。蓋はきらびやかなダイヤモンドカットになっていて、中にセーラームーンのチョコが入っていた。私は、そこに手土産でいただいたクッキーやチョコにかけられていた

 褒められるということは素直に嬉しいものだ。しかし、度が過ぎた賞賛はたちまち羞恥に取って代わる。今回は私が世界中で処せられた、恥ずかしくもちょっと切ない公開羞恥刑のお話。

 (1)デ

 旧暦では今年は2月15日が大晦日、16日が元旦に当たる。出稼ぎを含め都市部に人口が集中している中国だが、春節のこの時期は大半の人が帰省したり、旅行に出かけたりする。「春運」と呼ばれ、中国国内に

カマキラズの斧
貴志祐介

 小学2年生の息子が読んでいた「日本の妖怪大百科」という本を横から見ると、「鎌鼬(かまいたち)」のページだった。私も、鎌鼬に襲われたとき、どうやって身を守ろうかと常々思っていたので、こっそり盗み

 一人で過ごしている人を見ると、心を惹(ひ)かれて、じっと見てしまう。

 フランスのイラストレーター、ジャン=ジャック・サンペの絵が私はとても好きなのだが、理由は、淡々と、充実した時

 農作業の合間にくつろいでいる、といった雰囲気のスコット・ロスの写真がジャケットになったCD、「ゴルトベルク変奏曲」を聴くと、これをプレゼントしてくれたユベール・ニセン氏を思い出す。

ごまめの冒険
福田和代

 夏になると、庭や駐車場に緑の悪魔がやってきます。

 その悪魔の名は「雑草」。雨水と太陽の光を糧に、コンクリートを割る勢いで伸びること、伸びること。2週間も放置すれば、「燃えるゴミ」のポリ袋が満タン。

汀にて
鷲田清一

 コンビニエンスストアやファストフード店のレジで順番を待っているあいだによく思うのは、経済行為というのは演劇の一つではないかということ。店員が同じ制服を着て、同じセールストークをする。

 近頃、淡路島を特集した雑誌を見て思うのは、古民家を改装したカフェやレストランが増えたな、ということです。実際に何軒か訪れてみた感想は、新鮮な野菜や果物をふんだんに使った料理やデザートはとてもお

「『好き』で繋(つな)がる共感はいろんなものを生み出すけど、『嫌い』で繋がる共感はいろんなものを壊していく、と思ってます。だから、僕は『嫌い』『マズイ』はほとんど言わないようにしてます」

天気(2月19日)

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