エッセー・評論

 カメラにはまったのは、今から3年ほど前のことだ。

 きっかけはサラリーマン時代の同期で親友のK。写真家としても活躍する彼と酒を酌み交わしながら、以前から写真に興味があることを伝える

 昔から、人前で話すのが苦手である。一対一なら、まだ相手の反応を見て話の内容を調整できるのだが、何十人、何百人を目の前にすると、あまりに予測不能なのでめまいがしてくる。他愛(たわい)もない冗談を言ったとしよう。

 ある日、電車に乗っていると、60代らしき男性1人と女性2人の会話が耳に入ってきた。何げなく聞いていると、同年代かそれ以上の人たちで集まって、よく遊びに出かけているという話を男性がしていて、女性

 一人、歩いて帰りたいと思う時がある。電車にも乗らず、デパートや喫茶店に寄り道もせず、ただひたすら黙って歩く。靴擦れができても気にしない。

 そういう心境になるのは、苦しいくらい胸が

ごまめの冒険
福田和代

 小説を書くって、ほぼ引きこもりがちの、地味な作業です。時に、「これって、『つるの恩返し』みたい」と感じることがあります。

 「私が反物を織るところを、けっして見てはいけません」と周

汀にて
鷲田清一

 居場所がない、身の置きどころがない、ひとりはじき出されている感じがする、まるでじぶんの存在が消え入る点になったみたいに……。そんな心細い思いが、人をしばしば蝕(むしば)む。ずっと長くそんな不安

木皿食堂
木皿泉

 私は「空」という字が好きである。ビルの窓なんかに、空室という意味なのだろう、この字が大きく貼ってあるのを見ると、わけもなくうれしくなる。私には、この字が田原総一朗氏の顔に見える。

 近頃、淡路島を特集した雑誌を見て思うのは、古民家を改装したカフェやレストランが増えたな、ということです。実際に何軒か訪れてみた感想は、新鮮な野菜や果物をふんだんに使った料理やデザートはとてもお

「『好き』で繋(つな)がる共感はいろんなものを生み出すけど、『嫌い』で繋がる共感はいろんなものを壊していく、と思ってます。だから、僕は『嫌い』『マズイ』はほとんど言わないようにしてます」

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