自宅に男性の遺体を放置したとして、兵庫県警葺合署は6日、死体遺棄の疑いで、神戸市中央区、中国籍の無職の女(64)を逮捕した。「父が数日前に死んでしまっているのは分かっていた」と話し、容疑を認めている。同署は遺体は女の父(90)とみて身元や死因を調べる。
逮捕容疑は、自宅で死亡日時が不明の男性遺体を放置した疑い。同署によると、遺体は1階のリビングの床の上で、横たわった状態で見つかったという。死後数日が経過しているとみられ、目立った外傷はなかったという。
5日午後4時半ごろ、近隣住民から「数日前から、2人暮らしの住人2人の姿を見ない。家から異臭がしている」と通報があり、同署員が約2時間後、自宅にいた女とともに男性の遺体を確認した。
同署によると、女は「生前に父から『一緒にいてほしい』と言われたので、一緒にいた」などと説明している。