• 印刷
心肺停止状態の男児を抱き、女性が立っていた五所ケ池=22日午後、加東市黒谷
拡大
心肺停止状態の男児を抱き、女性が立っていた五所ケ池=22日午後、加東市黒谷
女性の車が止まっていた五所ケ池付近の林道=22日午後、加東市黒谷
拡大
女性の車が止まっていた五所ケ池付近の林道=22日午後、加東市黒谷

 22日午前9時ごろ、兵庫県加東市黒谷にある五所ケ池の浅瀬で、同市に住む男児(2)が祖母(50)に抱かれて死亡しているのを加東署員が見つけた。2人は21日から行方が分からず、署員が捜索していた。祖母は衰弱しており、搬送先の病院に入院した。男児に目立った外傷はないといい、同署は祖母の回復を待って事情を聴き、死亡した経緯を調べる。

 同署によると、男児は祖父母と3人暮らし。関係者によると、祖母が男児の面倒を見ていて、両親は市外で別居していたという。祖母について、祖父(53)は「子育てに疲れていたようだ」と話しているという。

 21日夜、祖父から「妻が夕方、保育園に孫を迎えに行ったきり、帰ってこない」と通報があり、署員が市内を捜索。22日午前5時ごろ、五所ケ池の近くで祖母の乗用車が止まっているのが発見され、池の中で心肺停止状態の男児を抱く祖母が立っているのが見つかった。

 発見時、祖母はひざの高さまで池に入り、2人ともぬれた状態だったという。

 現場の五所ケ池は加東市東部の山林にあり、中国自動車道「ひょうご東条インターチェンジ」から北に約7キロ。

 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ