大阪ガス関係者を名乗って実際は必要のないガス給湯器交換の契約をし、現金をだまし取ったとして、兵庫県警生活経済課と西宮署は24日、詐欺と特定商取引法違反の疑いで西宮市の訪問販売業の男(46)を逮捕した。
逮捕容疑は2020年12月、西宮市内の無職女性(84)宅を訪れ、「給湯器が古くなっており、いつ壊れてもおかしくない。早く交換した方がいい」とうそを言って売買契約をし、クーリングオフの記載がない書面を渡して33万円をだまし取った疑い。容疑を否認しているという。
同課によると、男は電話で「大阪ガスサービスショップ」を名乗り、訪問時は大阪ガスのロゴが入った名刺を出していた。
県警は男が19年1月~21年12月に274件の交換を請け負い、7千万円程度を売り上げたとみて調べている。