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 かむ力が弱くなったお年寄りやペットにも正月を楽しんでもらおうと、工夫を凝らしたおせち料理の人気が高まっている。例えばやわらかいムース状にしたり、飼い主とペットが一緒に食べられる食材を使ったり。2020年まで、あと1週間-。

 介護食を製造、販売する日本ケアミール(兵庫県伊丹市)では、食材を一度ミキサーにかけ、卵白などと混ぜて蒸し上げた「ムース食おせち」を18年向けから展開。市松昆布巻きや田作り、牛肉のうま煮など舌でくずせるやわらかさに仕上げた。

 「見た目と味わいにこだわった。家族の話題の中心になれば」と同社の中川勝取締役(72)。今年は全国から250個超の予約があり、大阪府東大阪市の工場で出荷作業が進む。

 同社のムース食おせちを取り扱う百貨店の高島屋では、20年向けからより豪華な商品も販売。伊勢エビやアワビのムースなど21品を盛り合わせた特選おせちを売り出している。

 ペット用のおせち料理を販売する「ホットドッグ」(東京)は、食材に牛肉や魚、根菜類などを使用する。薄味で、飼い主も一緒に食べられる安心感から、今では全国のスーパーマーケットや百貨店、コンビニなどで広く取り扱われる。今年は犬、猫用を合わせ約5万個を出荷する見込みという。

 

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