広大な干潟が広がる兵庫県たつの市の新舞子海岸で、砂浜の凹凸が朝焼けに照らされ、黄金に縁取られる冬限定の光景が現れている。
干潟は東西約1・5キロ、奥行き最大500メートル。11~2月、干潮と日の出の時刻が接近する日は、朝日で色合いが刻々と移ろう“七変化”が見られる確率が高い。青かった海が赤紫に染まり、太陽が顔を出すと赤みを帯び、黄金のきらめきに包まれる。
客室から展望できるホテルシーショア・リゾートでは撮影目当ての宿泊客が増加。早朝、敷地内の駐車場を一般にも開放し、「地域の宝を多くの人に知ってほしい。譲り合って景色を楽しんで」と呼び掛ける。同ホテルTEL079・322・0090
(小林良多)