世界的なジャズ奏者らに愛され、31日に営業を終える兵庫県芦屋市東山町のジャズライブハウス「レフトアローン」で29日夜、最後のライブがあった。詰め掛けた常連客ら約80人が約40年の歴史に思いをはせ、閉店を惜しんだ。
1978(昭和53)年の創業。これまでにトランペット奏者の日野皓正氏や店名の由来になった曲を作ったマル・ウォルドロン氏ら一流のプレーヤーが演奏。「ジャズの帝王」と呼ばれるマイルス・デイビス氏も訪れた。95年の阪神・淡路大震災で被災し電気やガスが断たれたが、約1カ月後に営業を再開した。
29日午後8時、幼少期から足しげく通った芦屋市出身のピアニスト松永貴志さん(34)=東京都=による最後のライブが開演。国内外で活躍する松永さんは、復興した神戸の街をイメージしたオリジナル曲「神戸」や高音が響く「スペイン」などを奏で、「小学6年生の時に『店の柱にサインを書いていいよ』と言ってくださったから僕はここにいる」と思いを語った。
生演奏に聞き入った同市内の男性(44)は「芦屋や店への感謝の気持ちが伝わってきた」と拍手を送った。(名倉あかり)











