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新型肺炎「隔離徹底を」 兵庫県有識者会議、WHO職員が最新状況報告

2020/01/30 22:00

 新型インフルエンザなどの対策を話し合う兵庫県の有識者会議が30日、県災害対策センターで開かれ、世界保健機関(WHO)神戸センターの職員が新型コロナウイルスによる肺炎の感染について最新の状況を報告した。

 オブザーバーとして出席したWHO神戸センターの茅野龍馬医官は感染者の特徴について「症状の8割は軽症だが、肺炎や呼吸不全などで死亡例もある」と説明。「疑いのある症例には早期の対処が非常に重要」とし、感染予防のため隔離を徹底することなどを呼び掛けた。

 医師らからは「武漢以外に用心すべき都市はあるのか」などの質問が相次いだ。また、県や神戸市が設置した相談窓口には不安を訴える市民らから相談が相次いでいるといい、「過剰な受診を防ぐためにも、正確な情報を伝える必要がある」との意見も出た。(前川茂之)

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