兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市祥雲寺)は、鳥取市内で生まれたコウノトリの中国への飛来が確認されたと発表した。これまで日本で巣立ったコウノトリの海外への飛来は韓国で9例確認されているが、中国は初めて。
確認されたのは、親のペアがいずれも豊岡市生まれで、昨年5月に鳥取市内の巣塔から巣立った雄のコウノトリ。同公園によると、中国東部・浙江省の東シナ海に接する台州市で4月6日に目撃され、香港バードウォッチング協会を通じて連絡があった。昨年12月8日にも確認されていたという。
鳥取市での巣立ちは昨年が初めてで、同時期にふ化した4羽のうち1羽は韓国への飛来が確認されている。(石川 翠)











