神戸市は9日、六甲山牧場(神戸市灘区)や須磨離宮公園(同市須磨区)など市立の屋外有料施設を5月6日まで閉鎖すると発表した。新型コロナウイルスの感染リスクが高まる「密閉」「密集」「密接」の3密に該当しそうもないが、集客施設が次々に閉鎖している中、「市民が集中しかねない」と判断した。
新たに閉鎖が決まったのは、他に神戸布引ハーブ園(同市中央区)、相楽園(同)、森林植物園(同市北区)などで、いずれも屋外にある広い施設。普段の集客では3密の可能性が低いため、市は8日の時点で閉園を決めていなかった。
しかし、新型コロナウイルス特別措置法に基づく政府の緊急事態宣言を受け、公立、民間とも集客施設が相次いで閉鎖を決定。市は六甲山牧場などの屋外施設に通常以上の人が集まりかねないと判断した。10日以降、順次閉める。(初鹿野俊)
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