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三田保育所、女性調理員感染で閉鎖 同僚3人にも症状

2020/04/10 18:45

 兵庫県三田市は10日、市立三田保育所(天神2)に勤務する40代の女性調理師=神戸市=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同僚の40~60代の調理師3人にも発熱や倦怠感などの症状があり、PCR検査を受けている。市は同日、保育所を閉鎖した。

 市によると、同日時点で保育士や園児からの症状の訴えはないという。同園は当面閉鎖して施設を消毒する。再開時期は未定。

 感染が確認された女性は正規職員で、勤務中はマスクを着用。調理以外では、栄養指導で子どもたちと接する機会があった。週5日間勤務し、自家用車で通勤していたという。

 5日に38度の発熱があり、6日に医療機関、8日に帰国者・接触者外来を受診して10日に陽性反応が出た。家族構成は明かしておらず、感染経路は不明。

 この女性のほかに、非正規雇用の40代女性調理師が2日に発熱、9日にPCR検査を受けた。結果はまだ出ていない。60代の女性は8日に発熱、50代女性は10日朝、微熱と鼻水の症状を訴え、いずれも帰国者・接触者外来を受診する。

 同園には児童111人が在籍し、保育士ら職員42人が勤務。市はどうしても子どもの保育が必要な保護者には、別の公共施設での臨時保育などを検討しているという。(高見雄樹、門田晋一、喜田美咲)

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