新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、神戸市は10日、認可保育施設や学童保育について14日から、保護者の自己申告をもとにやむを得ない場合のみ受け入れる「特別保育」に切り替えると発表した。在宅勤務が可能な保護者に、家庭での保育を強く求める狙い。5月6日まで。
市は、受け入れの対象者について、医療従事者や警察、消防、介護施設など「社会の機能を維持するために就業が必要な保護者ら」としたが、明確な基準は設けていない。
特別保育が必要な保護者には、申出書の提出を求める。勤務状況や勤め先、勤務日などを自己申告し、利用している施設に提出する。家庭保育ができない園児や児童を預かっている市立幼稚園や小学校でも同様の対応を取る。
市は期間中、子育て中の市職員(教職員含む)を原則、在宅勤務などで家庭保育にする。
同市こども家庭局の山村昭局長は「ここ数日、市内で感染の増加が拡大しており、感染防止を一層徹底する必要がある。保育を必要としている方には柔軟に対応したい」としている。
西宮市は、学童保育を13日から5月6日まで休所。両親が社会活動の維持に必要な仕事に就くか、ひとり親で子どもを世話できない家庭の小学1~3年生に限り、各学校で預かる。(石沢菜々子)
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