兵庫県と神戸市などは10日、県内で10代~80代の男女29人が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日に判明した人数としては2番目に多く、総数は300人を超えて、316人となった。
姫路市は、市内の40代と50代の男性2人が感染したと発表。市によると、50代の男性は幹部らの陽性が判明している神戸西署の警察官という。この男性は7~8日に38度台の発熱があり、姫路市保健所が9日に神戸市保健所から連絡を受けて検査を実施したという。
また、40代の男性は3月31日に咽頭痛と頭痛の症状が出た。4月に入り37~38度台の発熱が続き、味覚と嗅覚にも異常がみられたという。「会社の同僚に感染者が出たので、不安に思った」などと話したという。
神戸市は、20~80代の男女13人が感染したと発表。このうち1人は県職員の20代男性で、市は残る12人の行動歴や職業などを調査中としている。
西宮市では、30~50代の男女3人が感染。うち、50代男性は感染経路が分かっていない。3人とも最近の海外渡航歴はないという。3人は1~7日に発症し、発熱やのどの痛み、味覚や嗅覚の障害などを訴えているが、いずれも重症ではないという。
尼崎市でも、自営業の40代男性の感染が確認された。容体は安定しているという。(まとめ・横田良平)
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