兵庫県と神戸市などは11日、10~70代の男女計42人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日で判明した人数は最多で358人となった。また、膵臓がんで尼崎医療生協病院に入院していた尼崎市の70代男性が、死亡後の検査で陽性を確認。県内の死者は14人となった。
70代男性は2月20日から緩和ケア病棟の個室に入院。3月27日に39度の発熱があり、4月8日にがんで亡くなった。死亡前に、担当した男性医師と女性看護師に発熱が確認されたため、男性の遺体から検体を採って検査したところ、感染が判明した。
病院関係者18人を検査し、自宅待機に。男性と同じ病棟に入院していた患者16人も検査する。同病院は当面、外来診療と新規入院の受け入れを休止する。
このほか、県は加古川市在住の10代女子学生らの感染を確認している。(まとめ・竹本拓也)
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