神戸市立王子動物園(同市灘区)で、フラミンゴのふ化が始まっている。ピンク色の親鳥とは異なり灰色の羽毛に包まれたひながよちよち歩くなど、愛らしい姿を見せている。
同園ではベニイロフラミンゴとヨーロッパフラミンゴの2種類計約200羽を飼育。昨年までに計619羽が誕生し、国内の動物園では最多。今年は4月15日に1羽目が産声をあげ、38年連続のふ化に成功した。
新型コロナウイルスの影響で閉園中だが、ひなは親鳥が食道から分泌する「フラミンゴミルク」をねだるなど元気な様子。
同園によると、8日現在でひなは5羽になっているほか数個の卵も確認されており、ベビーラッシュは7月まで続くという。(斎藤雅志)