兵庫県相生市は市最大の催し「相生ペーロン祭」を中止すると発表した。新型コロナウイルスの今年中の終息が見通せず、手こぎ舟のレース「ペーロン競漕」の開催は困難と判断した。ペーロン競漕が行われないのは1956年以来、64年ぶり。
相生ペーロン祭はペーロン競漕をメインとするイベントで、当初、今年は5月30、31日の開催を予定していた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月に前夜祭海上花火大会と陸上パレードの中止を決定。相生湾で行われるペーロン競漕については「延期」とし、秋開催の可能性を探っていた。
兵庫県は今月21日、緊急事態宣言が解除されたが、今後、感染の第2波が来る可能性があり、同祭協賛会役員会や市新型コロナウイルス対策本部で協議した結果、数十人が舟をこぎ、観衆が集まるレースは実施できないという結論に至った。
同祭協賛会の会長を務める谷口芳紀市長は「相生湾の波を切って進む雄姿を見ることができないが、市民の皆さまが心を一つにして困難に立ち向かい、1日も早い終息を願う」とコメントした。(伊藤大介)
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