兵庫県宍粟市波賀町のスキー場「ばんしゅう戸倉スノーパーク」と、キャンプ場「くるみの里」を指定管理者として運営するマックアース(同県養父市)は5日までに、雪不足の常態化で今後の営業継続が困難として、運営から撤退する意向を市に申し入れた。市も了承し、近く指定を取り消した上で新たな指定管理者を募集するという。
同スキー場はマックアースなど3社が合同で2008年から指定管理者を務めていたが、近年は暖冬による雪不足に苦しんでいた。19年4月の協定更新時には市が3500万円を上限に赤字補塡する条件を示し、同社単独で3年間運営することになった経緯がある。
昨シーズンは記録的な暖冬になったが、同スキー場には人工降雪機などの設備がなく、営業日数2・5日、来場者数537人と過去最低に落ち込んだ。赤字補塡があっても、営業が困難な状態で運営するのは企業理念に反するとして、同社が撤退を申し込んだ。
キャンプ場も、スキーのオフシーズンを補完する形で一体運用しているため、同時に撤退することになった。
同社の正垣努取締役は「雪不足でスキー場が地元の経済や雇用に貢献できない中、税金を投入して施設だけを維持するのは町のためにならない」と撤退理由を説明した。
市は「切れ目なく20年度のシーズンを迎えられるよう、新たな運営者を募集したい」としている。(古根川淳也)











