前神戸市長の矢田立郎氏は3月末、高齢を理由に、神戸市の外郭団体「神戸国際協力交流センター」の理事長を退任した。市特別顧問も併せて辞任し、全ての公職から退いた。
矢田氏は今年2月に80歳を迎えた。神戸新聞社の取材に「以前から80歳になったら全ての公職から引こうと思っていた」と話した。
同センター理事長は市長在任中の2006年から務め、市特別顧問は市長退任後に就任していた。
矢田氏は、同センターについて「国際都市の使命として、全国に先駆けて留学生らの支援に取り組んできた。(日本語学習支援の)市民ボランティアも多く、今後も続けてほしい」と話した。(石沢菜々子)