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ラジオの魅力、再評価 おうち時間増で「リスナーもリクエストも急増」

2020/06/13 14:05

 コロナ禍でのリモート勤務や在宅勤務が増えた中、ラジオの魅力が再評価されている。中高生を含めてリスナーが急増しており、ラジオ局は「各番組が活気づいている」と話す。

 ラジオ関西(神戸市中央区)によると、4月の緊急事態宣言以降、インターネットを通じて全国のラジオ番組が楽しめるサービス「radiko(ラジコ)」の聴取者数が平時の1・5~2倍近くで推移しているという。各番組に届くリクエストやお便りも2倍近くになっている。

 池添哲也編成部長(53)は、「新しいリスナーが増えており、各番組が活気づいている」と話す。

 生放送は通常通りスタジオから発信しているが、ゲストは自宅などから音声を届けるリモート出演で対応。「出演者同士、顔が見えないので、同時に話しだしてしまうことがあるが、収録に大きな支障はない」という。

 スタジオには出演者の間に飛沫対策のアクリル板を設置。運動不足のリスナー向けに、三上公也アナウンサーの朝の番組では4月から、ラジオ体操の放送を始めた。

 池添さんは「ラジオ人気を一過性にはせず、外出時にも視聴してもらえるよう、ウィズコロナを見据えた番組づくりにも取り組みたい」と話している。(井上 駿)

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