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西の先制本塁打に沸き立つスポーツカフェバーの阪神ファン=19日夜、神戸市中央区北長狭通2、スポルテリア(撮影・中西幸大)
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西の先制本塁打に沸き立つスポーツカフェバーの阪神ファン=19日夜、神戸市中央区北長狭通2、スポルテリア(撮影・中西幸大)
プロ野球のテレビ中継を見ながら盛り上がるスポーツカフェバーの客=19日夜、神戸市中央区北長狭通2(撮影・中西幸大)
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プロ野球のテレビ中継を見ながら盛り上がるスポーツカフェバーの客=19日夜、神戸市中央区北長狭通2(撮影・中西幸大)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、約3カ月遅れたプロ野球開幕の日を迎え、スポーツバーやグッズショップにも多くのファンが詰めかけた。クラスター(感染者集団)とならぬよう、引き続き来店客への検温や入店制限を行う店も多いが、ファンたちは「野球が見られるだけでもうれしい」と、選手の一投一打に胸を躍らせ、声援を送った。

 全国でセパ6試合が始まった午後6時。神戸市中央区北長狭通2のスポーツカフェバー「スポルテリア」では、東京ドームの阪神対巨人戦などの放映が始まった。開店とほぼ同時にファン20人以上が集い、ビールグラスを手に、食い入るようにスクリーンを見つめた。

 阪神のユニホームに身を包んだ同市東灘区の男性会社員(25)は「今年はもう開幕できないと思っていたので、試合を見られるだけでもうれしい。巨人の選手の活躍ですら笑っていられる」と笑顔。同じく虎党の男性会社員(37)=大阪市=も「本当は現地で見るのが一番だけど、この状況でぜいたくは言えない。阪神選手の姿を見られるだけでありがたい」と冗舌だった。

 一方で感染を防ぐため、来店客には入り口での検温を実施。声を出して観戦する際のマスク着用を呼び掛ける風景も。ファンはマスクを脱着しながら、ビールを飲んだり応援したりしていた。同店の安永英治代表(51)は「お客さんには不便を掛けるが仕方ない。状況が好転していくことを願いながら対策を続けていく」と気を引き締める。

 政府の緊急事態宣言が解除された5月末から営業を再開した、神戸市中央区のJR三ノ宮駅前にあるオリックス・バファローズのグッズ専門店「B-WAVE」でも、入店制限や入り口での来店客へのアルコール消毒などを実施。開幕を迎えて来店客は増加傾向で、男性店長(43)は、「開幕は久しぶりに明るいニュース。今後も感染防止策をしっかりしながら、前向きに営業を続けたい」と力を込めた。(西竹唯太朗)

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