兵庫県西宮市は16日、新たに市内に住む10~60代の学生や会社員など男女5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。8~11日に発症しており、いずれも感染経路は不明。5人は発熱や味覚障害などの症状で入院しているが、軽症という。
同市がこれまでに発表した感染者(市外在住者を含む)は計85人。1日当たりの発表が5人以上となるのは4月11日以来で、約3カ月ぶりとなった。
同市によると、10代の女子学生は8日にせき、11日に39度台の発熱が生じ、14日には味覚障害の症状が出た。市外の教育機関に14日まで出席し、15日に市内の医療機関を受診して検査で陽性と確定した。
20代の男子大学生は9日から鼻詰まりなどの症状が出たが、発症前後には通学していないという。
陽性と分かった40代の男性会社員2人は、いずれも市外の企業に10日まで出勤していたが、発症前後に不特定多数と接する業務はしていないという。
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