兵庫県内で過去1週間に確認された新型コロナウイルスの感染者が17日、計75人になり、県が警戒基準とする計70人を超えた。感染の再拡大を受け、県は同日午後3時から対策本部会議を開き、独自に設定した指針に沿ってイベントの人数制限強化や運用病床拡大などを議論する。
県は第2波に備えた「入り口戦略」として、新規感染者数の過去1週間の1日平均を目安に、小康期(10人未満)や警戒期(10人以上)などに分け、具体的な対応を設定。警戒期は「過去1週間の累計が70人以上」と同じ意味になる。
県の指針などによると、イベントは現在、「屋内外とも5千人以下」が主な条件だが、警戒期では屋内外とも千人以下に制限。また運用病床数は、200床(うち重症用40床)から300床(同50床)に拡大すると規定している。対策本部会議では、これらの基準をベースに具体的な対応を決める。(藤井伸哉)
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