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体が鮮やかなピンク色をしたバッタ。マダラバッタの幼虫とみられる=神戸市須磨区
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体が鮮やかなピンク色をしたバッタ。マダラバッタの幼虫とみられる=神戸市須磨区

 神戸市須磨区高倉台の住宅地でこのほど、地元の村上優芽さん、詩歩さん、岳君、弦ちゃんの4人きょうだいが、近所の茂みでピンク色の体を持つバッタと遭遇した。ぴょんぴょんと跳ね回るバッタを岳君が網も使わず素早く捕まえたという。

 珍しいバッタと聞き、早速訪問して対面させてもらった。体長1センチほどで小さいが、すらりと伸びた触覚に大きな複眼、体は派手なピンク色…。じっと眺めるうちに胸が高鳴った。

「き、君はまさか仮面ライダーなのか!?」。

 現在、テレビ放送中の令和最初の仮面ライダー「ゼロワン」(2019年放送開始)のフライングファルコンが脳裏に浮かんだ。記者の訪問に盛り上がる子どもたちとは違った視点で、静かにひそかに興奮を覚えてしまった。

 それはさておき、兵庫県立人と自然の博物館(兵庫県三田市)に聞いてみた。「マダラバッタ」の幼虫ではないか、という。バッタというと緑色や褐色をイメージするが、色素の配合の変異でピンク色になることもあるようで、これまでも同館には見つけた人からの問い合わせがあったという。

 「色がすごくきれい。見つけられてよかった」と喜ぶ岳君たち。図鑑で飼い方を調べるほどうれしかったようで、しばらくはきょうだい4人で成長を見守るという。(秋山亮太)

 

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