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熱中症の救急搬送、兵庫で82人 工事現場の男性死亡

2020/08/21 21:47

 兵庫県内は21日も厳しい暑さとなり、熱中症とみられる救急搬送が相次いだ。加古川市の工事現場で交通整理中に体調を崩した53歳の男性警備員が死亡。神戸新聞社の集計では午後5時までに、少なくとも82人が病院に運ばれた。

 この日の最高気温は、西脇市で38・7度となるなど、県内20の観測点のうち14地点で、35度以上の猛暑日となった。

 搬送者の内訳は、死亡1人、重症1人、中等症30人、軽症50人。豊岡市内の高校体育館で部活動中の女子生徒(17)が搬送され、重症という。三木市でゴルフ大会に出ていた20代の男子大学生3人も運ばれた。エアコンをつけずに自宅で体調を崩すなど高齢者の搬送も目立った。

 神戸地方気象台は22日も高温になるとし、水分をこまめにとるなど熱中症対策をとるよう呼び掛けている。(まとめ・山路 進)

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