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外郭団体に3割再就職 18~20年退職の幹部職員 兵庫県

2020/08/22 07:00

 兵庫県は2018年7月~20年6月に退職した本庁課長・室長級以上の102人について、再就職状況を公表した。再就職した97人のうち、県から出資や補助金を受けている外郭団体に、3割近い29人が採用された。

 再就職先の外郭団体は、県芸術文化協会や県社会福祉事業団、県住宅供給公社など。再就職した残り68人の内訳は、県競馬組合や県民間病院協会といった県の関係団体=29人▽再任用や非常勤職員などでの再雇用=25人▽民間企業=14人-。5人は再就職自体を希望しなかった。

 県は再就職の透明性や公平性を高めるために設置した「県退職者人材センター」を通じ、職員の再就職を仲介。職員個人が直接、県と利害関係のある企業や団体に就職活動することを禁じている。

 一方、県病院局も同様の再就職状況を発表。退職者は26人で内訳は、社会福祉法人などの関係団体=17人▽再雇用=6人▽再就職希望なし=3人-だった。

 県教育委員会では49人が退職し、全員が再就職した。県体育協会など外郭団体への就職は10人。その他は、私立学校16人や国立大学法人1人、再雇用が22人だった。(藤井伸哉、斉藤絵美)

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