新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「世界遺産姫路城マラソン」(神戸新聞社など共催)の実行委員会は25日、兵庫県姫路市内で総会を開き、来年2月に予定していた第7回大会の中止を正式に決定した。第6回から2年連続での取りやめとなり、実行委は代替イベントを検討する。第6回の参加予定者に与えられていた第7回への優先出走権は、次回に持ち越す。
出席した約50人の委員から異論は出ず、代替イベントの要望が挙がった。会長の清元秀泰市長は、オンラインでの開催やファンランのみの実施、市民イベントとの連携などさまざまな可能性を模索するとした。
また、夢前川沿いなどの既存コースはランナーが密集しやすく、見直しを進める考えも表明。「ニューノーマル(新常態)の中で盛り上がれるような大会にして、コロナウイルスに倍返ししたい」と強調した。(小川 晶)
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