西村康稔経済再生担当相は1日の記者会見で、安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選に立候補しない意向を表明した。「仲間の皆さんにも相談し、私自身は今回立候補することはないと考えている。何より、コロナ対策に空白を作るわけにいかない」と述べた。
西村氏は次の政権の在り方について「アベノミクスを含めて継承、発展させていくことが何より大事」と強調。自身については「(新型コロナ感染者の)減少傾向の定着と経済・社会活動の両立を実現するため、与えられた職責をまずは全うしていきたい」とした。
西村氏は自民党最大派閥の細田派に所属。2009年の総裁選に立候補した。(永見将人)