兵庫県内で１日、新たに２１人の新型コロナウイルス感染が確認された。県内の累計感染者数は２２９７人になった。新規感染者は前日の８人より増えたが、直近１週間の新規感染者の１日平均は、９月１日時点で１９・７人に下がった。このため県は感染状況を示す独自の警戒レベル（５段階）を、上から３番目の「増加期」（２０人以上）から、４番目の「警戒期」（１０人以上）に引き下げた。

　神戸市は、２０～３０代の男女６人の感染を発表。併せて既に発表した感染者の中に、市内の同じバーに勤める店員２人と客３人が含まれていたと明らかにし、この店でクラスター（感染者集団）が発生したと認定した。同店は店員のマスク着用など、県が定めた業種別の感染予防ガイドラインを守っていなかったといい、８月２７日から休業している。ただ、感染させた可能性のある店員や客を全員把握できているとして、所在地や店名は公表しなかった。

　西宮市は、市内に住む２０～７０代の男女４人が新たに感染したと発表した。４人とも軽症という。宝塚市は、市内で１日確認された感染者２人のうち１人が、市立小学校の１０代の男子児童＝同市在住＝と発表した。臨時休校はしない。

　県所管分は１０歳未満～９０代の１１人で、いずれも無症状か軽症という。

　また県は１日、８月末までに確認された感染者のうち、居住地を「健康福祉事務所管内」としていた計６０人分の居住市町を公表した。（まとめ・霍見真一郎）

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