兵庫県は2日、結婚支援を充実させようと、婚活事業を手掛ける企業3社と連携協力協定を結んだ。民間のノウハウを活用した婚活イベントの開催などで独身男女の出会いの場を広げ、少子化対策につなげる。
県は県内10カ所と東京の計11カ所に「出会いサポートセンター」を設置。お見合いを仲介したり、イベントを企画したりしている。
民間企業はIBJ、ツヴァイ、パートナーエージェント(いずれも東京)で、県が同様の協定を結ぶのは初めて。3社は、新型コロナウイルスの感染防止に配慮した催しや、同センター職員の研修などで協力するという。
締結式はテレビ会議で開催。金沢和夫副知事は「人口減少の一つの背景は若者の未婚、晩婚化。協力して、充実した結婚の場を提供したい」とあいさつ。3社の代表者は「成果を残したい」「力を尽くす」などと応じた。(藤井伸哉)