新型コロナウイルス感染症の予防対策をしながら、炎天下での運動会の練習にどう取り組むか。
神戸市立垂水東中学校では全校生徒約420人のうち、401人が朝から昼前まで、酷暑の中、リレー競技や演技など体育大会の練習をしていた。競技や演技の合間に子どもたちには水分補給させながら、運動場に張ったテントの下でマスクを着用させて涼ませていた。
市教委は「十分な対策はしていた」とするが、「この暑さ。待機中でもマスクを外させてもよかったのでは」と男子生徒の父親(46)は憤る。
文部科学省は「体育の授業ではマスクの着用は必要ない」とし、命に関わる危険があることを踏まえ、熱中症の対応を優先させるよう呼び掛けていた。
兵庫県教委によると、夏休み明け以降、県内の県立高校では登下校途中や体育の授業後に熱中症の疑いで4件、救急搬送された。県教委は3日、屋外での活動時には帽子を着用するなど熱中症対策を徹底するよう、神戸市を除く県内の市町教委に通知した。
運動会については、コロナの影響で規模を縮小しながらも、県内の多くの市町が実施する方針。県教委の担当者は「子どもたちはコロナによる休校で体力が落ちている。例年以上の注意が必要」と話している。(斉藤絵美、太中麻美)
 
       
					 2020/9/8 18:13
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