兵庫県は3日、新たに男女16人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計患者数は2783人(うち死者59人)となった。
神戸市では10歳未満の男児2人の感染が判明。同市は、2日に感染を発表した10歳未満の女児と10代女性がそれぞれ市立小学校児童と市立中学校生徒と明らかにした。いずれも軽症で濃厚接触者はいないが、同じクラスの生徒児童ら計約70人を2日から自宅待機にし、PCR検査をする。
姫路市が感染を確認した70代自営業男性は、クラスター(感染者集団)が発生した市内飲食店経営者の親族で、食事を共にしていた。同市内で同居する60代の男女が感染し、女性は呼吸困難などで酸素吸入を要する中等症という。
尼崎市に住む60代の男女2人、西宮市に住む20代の男子大学生は、別の感染者と接触歴があった。
発表自治体別では、神戸市=9人▽姫路市=3人▽尼崎市=3人▽西宮市=1人。県によると、県所管分の新規感染者が0人だったのは12日ぶり。(まとめ・佐藤健介)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況