7月の落雷で故障していた国内最大の公開望遠鏡「なゆた望遠鏡」の利用を、兵庫県立大西はりま天文台(同県佐用町西河内)が再開した。同月21日の落雷は同天文台の周辺に落ち、望遠鏡の向きや高さを変えるモニターが動かなくなっていた。(勝浦美香)
同望遠鏡は直径2メートルの反射鏡を備え、公開望遠鏡としては世界でも2番目に大きい。修理が進み、研究や観望会に使用できるようになった。
ただし、現在も制御システムの一部が完全には回復しておらず、事前に計画がない天体観測には時間がかかる可能性があるという。
また、新型コロナウイルス感染拡大を受けて4月から休止していた一般客向けの夜間観望会も、定員を50人(要予約)に制限して実施する。
観望会の予約は県立大西はりま天文台TEL0790・82・0598











