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「スパイの妻」の公開初日、映画館に足を運ぶ観客ら=16日午前、神戸市中央区御幸通8、神戸国際松竹(撮影・秋山亮太)
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「スパイの妻」の公開初日、映画館に足を運ぶ観客ら=16日午前、神戸市中央区御幸通8、神戸国際松竹(撮影・秋山亮太)

 世界三大映画祭の一つ「ベネチア国際映画祭」コンペティション部門で銀獅子賞(監督賞)に輝いた「スパイの妻」が16日、全国で封切られ、神戸・三宮の神戸国際松竹でも黒沢清監督(神戸市出身)のファンらが足を運んだ。

 「スパイの妻」は太平洋戦争開戦前の神戸が舞台。高橋一生さんが演じる実業家が日本軍による犯罪行為を知り、蒼井優さんが演じる妻と国際社会に訴えようとする。旧グッゲンハイム邸(同市垂水区)が夫妻の住まいとしてロケ地に選ばれるなど、神戸市内でも多くの撮影が行われた。

 同館では午前9時35分からの初回には約40人が訪れ、上映前に列をつくった。蒼井さんのファンだという同市東灘区の男性(65)は「人が正常かそうでないか誰にも判断できなくなる時代性を考えさせられた。神戸税関など、知っている建物が登場したのも興味深かった」と話した。

 近くの神戸三宮センター街では、受賞を祝うバナー広告が祝福ムードを盛り上げた。センター街の「三FストリートWEST」では、ロケ中の出演者や黒沢監督の写真を紹介するパネル展も開催している。(井原尚基)

 

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