兵庫県内は4日朝、各地で冷え込みが強まった。西高東低の冬型の気圧配置により強い寒気が流れ込んだためで、神戸地方気象台によると、県内20の観測地点のうち11地点で今季一番の寒さを記録した。
同日朝の最低気温は三田で2・3度、神戸市中央区で8・8度など、11月下旬並みだった。神戸・元町では、首元にマフラーを巻いたり、厚手のコートを着込んだりして歩く人が目立った。
兵庫県最高峰の氷ノ山(1510メートル)でも4日朝、昨年より11日早く初冠雪が観測された。やぶ市観光協会(養父市)が午前6時45分、標高千メートル以上の地点の積雪を確認した。
同8時半ごろ、山頂付近に雲がかかるまでの間、頂上付近の白雪と山腹の紅葉が見事なコントラストを見せた。同協会氷ノ山鉢伏支部TEL079・667・3113
(鈴木雅之、桑名良典)