神戸市は10日、新型コロナウイルス感染症の軽症者や無症状者を対象とした宿泊療養施設の3カ所目を確保したと発表した。ホテル「東横INN神戸三ノ宮1」(同市中央区御幸通2)で19日に開設する。88室で受け入れ可能で、既に市が運用する2施設と合わせて計298室が用意される。
看護師2人が常駐。入所者の体調に異変があれば医師が駆け付ける。ほかの2施設と同様に来年3月末まで市が借り上げる。
感染拡大が続く中、既存2施設の入所率(9日時点)は64%、73%となっている。市内の病床占有率も7割を超えており、久元喜造市長は会見で「病床圧迫を防ぐ効果があるのは間違いない」と3施設目の意義を強調した。(初鹿野俊)
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