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定例会見で発言する井戸敏三知事=兵庫県庁
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定例会見で発言する井戸敏三知事=兵庫県庁

 任期満了での退任を表明した兵庫県の井戸敏三知事(75)は14日の定例会見で、来年夏に予定される次期知事選に意欲を示す金沢和夫副知事(64)に対し、立候補を期待する考えを示した。一方で、後継の指名は「自分も貝原(俊民)前知事から受けていない」として、後継指名しない意向を明らかにした。

 県議会最大会派・自民党は11日、井戸氏が退任を表明したことを受け、急きょ会合を開き、金沢氏の支援方針を決定。金沢氏の去就が注目されている。

 井戸氏は会見で、自身が立候補を決めた19年前を振り返り、「阪神・淡路大震災からの復興を(貝原氏と)一緒にやってきたことを重く受け止めて判断した」と述懐。その上で「金沢副知事もそのような意味での判断を当然なさる可能性が高いのではないか。期待していいと思う」と話した。

 12月議会の最終日に退任を表明したタイミングは、「(去就を決めないと)自民党の候補者選定会議の検討が進まない。過去の立候補表明は3月末だったので、そこまで延ばすのはいかがかなと考えた」と従来の説明を繰り返した。

 次期知事選を巡っては、共産党県委員会などがつくる「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」や日本維新の会がそれぞれ、独自候補の擁立を模索している。(藤井伸哉)

 

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