兵庫県は17日、新たに164人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの新規感染者数は過去3番目の多さで、100人以上の感染は3日連続。県内の累計患者数は7846人となった。
また、3人の死亡も公表された。神戸市の80代以上の男性と80代以上の女性、姫路市の1人(性別、年齢は非公表)で、いずれも医療機関に入院中。死者数は計128人になった。
神戸市では82人の感染を確認。1日の新規感染者数(発表ベース)では9日の87人に次いで過去2番目の多さだった。市内の保育園で園児4人が感染していたことも分かった。濃厚接触した園児はPCR検査を行って自宅待機しており、市は感染拡大の可能性は低いとして施設名は公表していない。
これまでにクラスター(感染者集団)と認定された施設でも新たな感染が相次いだ。姫路市の高齢者施設は職員2人の感染が判明し計39人になった。姫路中央病院(同市飾磨区三宅2)でも医療従事者1人の陽性が分かった。
34人の感染が確認されていた尼崎医療生協病院(同市南武庫之荘12)は、新たに2人が感染。明石市の特別養護老人ホーム「彩葉」(同市大久保町大窪)は計15人の感染者が出ていると公表した。ショートステイや新入所の受け入れは停止している。
加古川健康福祉事務所管内(加古川市、高砂市、稲美町、播磨町)のカラオケを伴う飲食店でも新たに利用客3人の感染が判明。西宮市はクラスター認定されている二つの介護施設で職員と利用者2人の陽性が確認された。(まとめ・前川茂之)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況