兵庫県明石市は17日、新たに10~90代の男女7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち2人は市内2例目のクラスターが発生した市内の特別養護老人ホームに入所している70代女性と90代男性だった。この施設は同市大久保町大窪の特養「彩葉」で、これまで判明した感染者は計15人となった。
同特養を運営する社会福祉法人「友愛の里」(同市大久保町大窪)が施設名を公表した。新たに感染が分かった2人はいずれも15日に発熱し、PCR検査で陽性が判明。軽症で市内の医療機関に入院している。
今回の2人は12日、すべての入所者と職員計150人に行ったPCR検査で陰性だった。市は全入所者86人を対象に再度検査をする方針。同施設では最初の感染者が確認された11日以降、ショートステイや新入所の受け入れを停止している。
このほか、いずれも市内在住の10代男性(職業非公表)▽30代男性会社員(市内に勤務)▽40代男性会社員(市外に勤務)▽60代無職女性▽70代無職男性-の感染も分かった。軽症で入院先を調整している。(長沢伸一)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況