兵庫県は5日、新たに222人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内で1日当たりの新規感染者が200人を超えるのは昨年12月25日(232人)以来で、過去2番目の多さ。神戸市で2件の取り下げがあり、県内の累計患者数は1万671人となった。死者は10人増えて243人になった。
発表自治体別では、神戸市=62人▽姫路市=19人▽尼崎市=28人▽西宮市=28人▽明石市=12人▽県所管分=73人。死者数の内訳は尼崎市3人、姫路市1人、西宮市1人、明石市1人、県所管分4人だった。
クラスター(感染者集団)関連では、フェニックス加古川記念病院で新たに職員と患者各1人の感染が判明し、感染者数は計18人に。東加古川病院でも新たに患者3人の感染が確認され、同病院関連の感染者数は計144人となった。神戸市では介護付き有料老人ホームで入所者ら10人、介護老人保健施設で入所者ら7人の感染が分かった。
また、県警は兵庫署地域3課の40代男性巡査部長の感染を新たに確認。濃厚接触者の同課員5人を自宅待機とした。同署の感染者は5人目で、県警全体では42人目。
ほかに神戸市の中部建設事務所の30代男性職員や、宝塚市立中央図書館に勤める司書の30代女性も感染。同館の利用者や職員に濃厚接触者はおらず、通常通り開館を続けるという。(まとめ・金 旻革)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況