兵庫県姫路市は8日、10~80代の男女32人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市が確認した1日の感染者数で2番目に多い。重症で入院中の1人が死亡し、市民の死者は計39人となった。
陽性者のうち須磨署に勤務する20代男性巡査=姫路市在住=は、いずれも感染した知人の会社員や大学生と年末に食事していた。他にも20代の男性公務員が市外の実家に帰省し、姫路に戻った後に家族と共に感染が分かるなど、年末の会食や帰省に伴う感染が少なくとも8人確認された。
市内の医療機関では、医療従事者や入院患者計4人の陽性が判明。全職員や同じフロアの患者を対象に検査を実施しているという。
新規感染者は軽症か無症状。19人が感染経路不明だった。(井沢泰斗)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況