毎回、ユニークなカクテルや缶詰料理が登場するドラマ「西荻窪 三ツ星洋酒堂」が、11日(深夜)からMBSで放送される。人気グルメシリーズ「深夜食堂」を制作した同局が、新時代の食と人間模様を描く。
舞台は東京・西荻窪。住みたい街1位といわれる吉祥寺と大規模商業都市・荻窪に挟まれた小さな街だ。原作は同名の人気コミック(作・浅井西)。ひっそりとしたバーで物語が進む。美青年バーデンター雨宮(町田啓太)、無口なシェフ・中内、オーナーの小林の同級生の男性3人で営業。悩みを持った客が訪れる。
雨宮のカクテル、中内が提供する缶詰料理、小林が醸し出す雰囲気に、客は思いの丈を吐き出し、少し前を向けるようになる。
雨宮は先代オーナーが亡くなったのを機にバーテンダーとなった。他人の気持ちを理解し、困っている人を助ける。町田は「心が和らぐような作品を目指したい」。(金井恒幸)