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能「清経」の一場面((C)ウシマド写真工房)
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能「清経」の一場面((C)ウシマド写真工房)

 能楽協会神戸支部員らが演じる「第13回神戸能」が3月21日、神戸市中央区楠町4の神戸文化ホールで開かれる。毎年恒例の催しだが、昨年は新型コロナ禍で中止されたため、上演予定だった能「清経」など3演目を今回披露する。プレイベントとして2月23日、同区橘通3、市男女共同参画センター内の同ホール練習室1で体験講座もある。

 「清経」は入水自殺した平清経の形見を届けようと、家臣が清経の妻を訪ねる。その夜、悲しむ妻の夢枕に夫の霊が現れ、最期の様子を物語る。演者は笠田昭雄さんほか。

 狂言「骨皮」は寺を譲られることになった僧が、信者とのやり取りで失敗する話。演者は善竹忠亮さんほか。仙人が竜神を岩屋に封印するのが能「一角仙人」。雨が降らず困ったみかどが、竜神を解放しようと美女を派遣する。女性の誘惑に負けて仙人は神通力を失い、竜神が解き放たれる。

 一角仙人を演じる同支部副支部長の吉井基晴さんは「能らしく霊が出る清経、失敗談が楽しい骨皮、ファンタジー色のある一角仙人と、多彩な演目。それぞれの魅力を味わってほしい」。午後1時開演。一般4700円ほか。同ホールプレイガイドTEL078・351・3349。

 体験講座は、公演の見どころの解説や能の基本動作を学ぶ。午前10時からと午後2時からの2回で、各回先着25人。参加料500円(神戸能チケット提示すれば無料)。申し込みは同ホールのホームページからか、ファクス(078・351・3121)で。(金井恒幸)

 

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