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県職員が貯水槽の排水弁閉め忘れ 水道代600万円損害

2021/02/08 21:08

 兵庫県の職員が、県庁(神戸市中央区)で水道水をためる貯水槽の排水弁を閉め忘れ、約600万円の損害が出たことが8日、分かった。2019年10月の定期清掃後に約1カ月間、排水弁が開けっ放しになっていたという。

 県によると同年11月上旬、神戸市水道局から「水道の使用量が通常より大幅に多い」との指摘を受けたため、貯水槽などを調査して判明。約1カ月前に委託業者が年1回の定期清掃をした際、立ち会った50代の男性職員が「水をためる残りの作業をしておく」と伝えたが、排水弁を閉め忘れた。通常の水道料金は1回(2カ月)平均で約200万円といい、半年分近くが無駄になったという。

 県は職員を訓告処分とし、損害の半額約300万円の弁償を求め、職員は既に支払った。また、再発防止策として、確認作業に立ち会う職員や点検の頻度などを増やす。

 この日の定例会見で井戸敏三知事は、「職員のミスで損害を与えたことは率直におわびしたい」と謝罪した。(藤井伸哉)

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