兵庫県は18日、新たに46人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者数が100人を下回るのは14日連続。県内の累計感染者数は1万7706人となった。また神戸市で感染者2人の死亡が新たに確認され、累計死者数は502人となった。
重症者が2人増え、重症用病床の使用率は48・2%に。県が緊急事態宣言解除を要請する2基準のうち、「重症用病床の使用率50%未満」の要件を2日連続で満たした。「新規感染者の1日平均78人以下」という基準は47・1人で、9日連続でクリアしている。解除要請は、両基準の7日連続達成が条件となっている。
発表自治体別の新規感染者数は、神戸市=14人▽姫路市=14人▽尼崎市=3人▽西宮市=1人▽明石市=1人▽県所管分=13人。
神戸市須磨区の国立病院機構神戸医療センターでは、同日までに入院患者9人、職員7人の計16人の感染が判明し、市は新たなクラスターと認定した。
また厚生労働省は18日、海外滞在歴のない兵庫県の30代女性が、英国で広がる新型コロナの変異株に感染したと発表した。不特定多数との接触はないという。県内の変異株感染者は計16人となった。(まとめ・井上 駿)
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